県内随一の進学校・藤志高校に通う千歳朔。 勉強、運動、コミュ力すべてがハイレベルで、良くも悪くも注目を集める彼の周りには、 誰もが羨む華やかな仲間たちが集っていた。 新たなクラスで迎えた2年生の春。 朔は、ひとりの引きこもり生徒の更生を頼まれることに——。 福井を舞台に紡がれる、 どこまでも青く、どこまでも眩しい、 エモーショナル青春ストーリー!
奥京都から逃げてきた鈴木凛(小鉄)は、かつて兄のいた東京の探偵事務所の所長、久遠美保のもとに身を寄せる。一方、裏社会で傀儡師として有名な御門竜也は、久遠美保殺害の依頼を受ける。そのためには小鉄が障害になると考えた竜也は、小鉄を狙う。だが、何度か対決して行くうちに、2人は徐々に意識しあう仲になってしまう。やがて、依頼人が自殺したことにより、竜也は小鉄を狙う理由はなくなった。以後竜也は小鉄の味方になるとともに、2人の仲も次第に深まる。そんな中、東西に分かれた裏社会のうち、竜也たちの属する東側に、西側の人間である影鰐が入りこんでくる。これがきっかけで東西の裏社会どうしで騒動が起き、小鉄たちもその中に巻き込まれていく。様々な難敵との闘いや出来事の末、裏社会の騒動は東側の勝利に終わった。